8.吸血鬼は雪国に住んではいかがなものか?


  今年は、とにかく雪が多い。連日事故のニュースもかなりのもになっている。
雪祭りも近いし、気をつけねばならないぞ。

雪が降る といえば・・・。
名物! 雪で 朝も帰りも 大渋滞! が始まった。
そしてそれは、夏より30分〜1時間以上早く家を出なければならないことを意味する。
ちょっと遅れると命取り。バスレーンが始まると全然前には進まない。
高校時代、早めに家を出たのにもかかわらず、2時間目(10時過ぎ)に学校に着いたこともあった。
というわけで、とりあえず、朝は考えられないほど早めに家を出る。

・・・というわけで、最近、日の光を浴びていない。
時間や天気によって明るい日だってもちろんある。あるあるそりゃある。ないわけない。
そんな日は、何とも言えないほど綺麗な朝モヤ〜ンピンクがかったオレンジ&ホワイトなお空なのである。
はっきり言って、絵の具は何色を重ねればあんな色になるのかと考えて見とれてしまうほど美しい。

でも、とりあえず仕事に行かねば遅刻になるわけで考えてはいられない、描いてもいられない・・・。
まぁ、スケッチブックと手を出せば、がんがんバリバリに凍ってしばれる(←北海道弁)わけで、
あえて描けないとも言うが、とりあえずそんな時間も余裕もない。

ただ、今年はそんな美しい朝モヤ〜んが少ない。
絶対的に朝から雪、つまり→真っ暗 な日が多いと思うのは私だけだろうか。
車は完全にライトをつけて走ってるし、とにかく暗い。暗い。暗すぎる。
もしや、我が家近辺だけなのか・・・!?
それじゃ、田舎なのがばれてしまうではないか!

そんな話はさておいて、仕事から帰宅る時刻は、すでに完全に真っ暗。
となると丸一日、太陽の光を浴びないままなのである。llllll(-_-;)llllll ずーん
しかも昼間ですら、窓から外を見ると に雪が降り、下から上に雪が降り、すごいことになっている。

ところが今週、取材で近くのビルへと足を運んだため、
久しぶりに昼間外に出て、日に当たることができた。
やっぱり太陽の光と熱は、美しくてありがたいなぁとしみじみ感動してしまった。
思わず、前を歩く課長の後ろ姿に後光を感じ、手をあわせてしまったほどだった。

それにもかからわず、私はすぐに 日光湿疹 が出るたちだ。
高校時代、円山球場に行って真っ赤になり、「日光がぁ〜!」と言って、タオルをかぶり、
吸血鬼のように日の光を避けて、みんなで大爆笑していたことを思い出した。

そこでふと思ったことがある。
吸血鬼は北国に住んではいかがなものだろう?
お住まいのEuropeより、緯度が低い場所ならばさらによし。
少しでも活動時刻が広がるのではないだろうか。
雪雲は通常の曇り以上に太陽の光をさえぎることは確かだ。
もしドラキュラの方々がこのエッセーを読んだなら、転勤してお仕事をなさってみてほしい。
活動記録を計測し、うまくいけば場所移転による稼動時刻の効率化特許申請(そんなものあるか!)
あるいは、ドクター論文とまでは言わないが、マスター論文くらいの研究成果なら出るかもしれない。

ただ、日本人の血液はそちらのお口や体質に合わないかもしれないが、
それは私の補償対象外であることだけはここに記載しておこう。


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