53.雨の日の事件簿

微妙な血まみれ話が続いたので、やっぱり 新年
みんなで笑おう 気分一新 じゃじゃんがじゃ〜んっ!(←なんか古っ・・・)

あれは ♪一昨年のぉ〜、五月ぅ〜五日のぉ〜こいのぉぼぉりぃ〜♪ではなくて、
とにかくおととしの五日ではないであろう、いつかの梅雨の日ことだった。
しばらく続く梅雨の中、その日も朝からかなりの雨。

微妙に黄色な河童・・・いやいや、カッパ ならぬはレインコートに身を包んで傘をさし、
梅雨時期によくある 運動不足解消 を兼ねてお散歩がてらに母と二人で買い物へ。

お店についたらカバンの上げ下げ、お金の出し入れの際には危険がないように。
傘は母に預けつつ、買い物をすませてみても全然止まない 結構苦行 本降り の雨。

最後はいつもの お豆腐屋さん(←おいしいんだ、これが) に寄って本日の予定は終了。
あっ!その前に私はちょっくらコンビニへひとっ走り!入り口でしっかり傘立てに傘をたててゴー。

コンビニを出たら、再びお豆腐を買い終えた母と合流し、間もなく帰宅。
カバンから鍵を・・・出し・・・て・・・と。
えっ!・・・ないっ!うわぁあぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!ないっ!な〜〜〜いっ!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

忘れたー!忘れてきたーっ!なーいっ! 幸せ一転 突然 悪夢 に襲われる。
母の手を見たところで、そこにもちろんあるはずもなく、右手には母の傘。左手にはお豆腐。
自分の左腕に、その子はかかっていなかった・・・
「うぉぉぉ〜っ!忘れたーっ!」\(◎o◎)/どっかーんっ!

私のあまりの動揺に驚く母。「何? 何がないの!?鍵ないのっ?落としたのっ?」
「違うって。違うって。鍵あるし。傘っ! コンビニに立てかけてきた〜っ!」

傘ごときと思ったんだかどうしたんだか、冷たい視線に悲しい同情 斜めな目線 で見つめてる。
ん?・・・そんな母の視線にふと気づいた私。・・・傘、右手でさしてるね、私。
これ・・・傘だね・・・左腕にかけてはなかったけれど、しっかり右手で握って持ってたねぇ。
そりゃそうだわよ、この大雨の中、傘をさして帰ってきてるじゃあぁ〜りませんか。(--;)

お〜いっ!自分、大丈夫 ですか〜?(*`艸´)ぷっ!
なぜ手に持つ傘に気が付けないんだ、理解不可能 私の煩悩 頭脳は無能でごめんなさい。
手に 握っている傘 がないと探す人、どこかにいらっしゃいまして?
あぁ、あってよかったよかった、私の傘よ。
母と笑って吹き出し、無事帰宅できたのでありました。

ちなみに、こちらで登場した私の大好きなお豆腐屋さんはここ → 桜井豆腐店
今まで食べた中で 一番 好きなお豆腐です。
濃いとか大豆がとかいう次元から多次元へ 本当に こんなに優しい お豆腐があるものか〜というお味。
もちろんお豆腐のみならず、がんもも厚揚げもみなおいしゅうございます。
おじさんの人柄なのかしら? いつも美味しいお豆腐ありがとう!

というところで、めでたし めでたし 雨の日の事件 一件落着でございます!
 〜 完 〜



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