5.偶然の「たま!」もの

 

1月4日。2006年の仕事始め。というわけで、職場から徒歩数分にあるホテルでこの日の夜は新年会。
新年会の目出度さに便乗し、びーる片手に 個展の DM もしっかり配る。
メインイベントは「人生ゲームじゃんけん版!?」。これはかなりのおすすめなゲームである。
所長も大盤振る舞い、みんなで大いに盛り上がり、私も23万ドルをしっかりと稼ぎ上げた。

さらなる二次会は、課のメンバーに可愛い女の子を1名加えて「○タメシヤ」へ直行便!
ピザにスープなどなど、それはそれは二次会とは思えない盛り沢山の食べ飲み放題でそりゃもう大騒ぎ。
食べる食べる、頼む頼む、飲む飲む。女子、みんな目がテン!テン!テン!(笑)

それでも帰りは、バスの時間に合わせてお店を出た・・・はず!?だった。
あぁそれなのに、それなのに・・・。
駅はどこ?ここはどこ?やってしまった女子約2名。
やっぱり地図の読めない・・・わけじゃないけれど、かなり二人で天然系。
話に夢中になって、何も考えずにまっすぐ歩いてしまったのが運のつき。
結局迷いに迷い、地下鉄に乗った時点で、すでにバスの 最終時刻
一山越える田舎のお家には、地下鉄の終点駅からさらにバスに乗らねば帰れないのである。
というわけで、新年早々バスに乗り遅れてしまった。

しっかぁ〜しっ!ただでは起きない男前な私。
それがとってもすごい 偶然の賜物 をもたらしてくれたのでござる。
地下鉄を降りて階段へと向かって歩いていたら、どこからともなく「淑絵ぇ〜!」と呼ぶ声がした。
確かに聞き覚えのあるその通った声。・・・もっ、もっ、もっ、もっ、もしかして〜!
やっぱりそうだ!電話対応コンクール 全国大会優勝を果たしたその美声!
学生時代の大好きなTamaちゃんが、私が降りたばかりの折り返す電車に乗っていたのだ。
こんな時間に、こんなところで、こんな偶然なんてありえない! まぁ〜驚いたったら驚いた。
偶然の賜物も賜物。本当の本当に 賜物 たまたま「Tama」ちゃんだったのだ! (☆∇☆)
地下鉄が発車するぎりぎりまで二人で盛り上がり、懐かしさにうるうるし、DMを渡して再会を誓った。
こういうことってやっぱり絶対あるのよね。
そしてたまちゃんが言ってくれた。
「年賀状見て、今年は絶対会おうと思ってたの。神様が引き合わせてくれた偶然なんだね〜。」と。
あぁ、神様よ、神様よ。ありがとうごじぇ〜ますだ。

乗り遅れるのも悪いものじゃないらしい。
人生前向きあるのみだ!

家に帰るのが遅くなっても…、 睡眠時間がなくなっても…、 次の日が仕事でも…、
やっぱり神様のお導きに素直に従うことが大切なのである。。

時間がないなら 寝ないで絵を描け! とは師匠のありがたいお言葉でしたっけ!。
でも、やっぱり次の日は眠くて眠くて瞼を持ち上げるのに一苦労していたことは言うまでもない。




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