43. ショートカット
 

この道をまっすぐ行けば、あの大きな道に出て・・・絶対近道″じゃん。(^^♪
そうやって未知の道へと歩を進め、結局迷って知らない世界へ遠回り。ここは何処?私は誰!?ほにょ〜ん???
いつも何時間もかかって半べそをかく。

方向音痴はから・・・。(;'∀')日本でだって、海外だって、そ〜れそれそれお祭りだぁ〜いっ!
21世紀だって、もっともっと未来を見越して、昔の方はおっしゃる「急がば回れ」とな。(←ちょっと違う!・笑)
本当にご先祖様は偉いぜっ。すごいぜっ。
本当にしみじみ生活において実感するのさ、古代の(←そこまで古いかっ!)人の大きな知恵。
学んだはずの教訓を幾度となく思い返し、それでも繰り返す、迷子になってもショートカット!(^_-)-☆

”ショートカット”といえば、そう!「近道」を表す言葉・・・ではある。
・・・あるにはあるが・・・今日書きたいのはそっちの「ショートカット」じゃなぁ〜いっ!ないっ!ないっ!
本当に、プロローグが長いって・・・(--;)

ショートカットと言えば、上方の・・・ぢゃなかった・・・髪型、つまりはヘアースタイルのことでんがなっ!
そうそう、そのショートカットですよ。かわいいかわいいショートカット。( *´艸`)
好きか嫌いかはその人自身の好みの問題ではありますが。

その昔、まだスケッチを始めるほぉ〜んの少し前、私は何を血迷ったか、
いつもの美容室でいつもの美容師さんに「スキンヘッドにしてください」と告げたことがある。
高校時代は別として、大概はボブやその前後の長さを行ったり来たり、ちょっと肩のしたくらいまで延ばしたり、
そんな私が言い出したもんだから、美容師さんだって、繰り返す。
「そ・・・剃る・・・の?」(;'∀')

「ピカピカは避けたとしても・・・スポーツ刈りくらいには短くしたいんだけど・・・変?」
そんな頓珍漢な私に、美容師さんは一瞬固まったけれど、もうそこは十年以上私の髪を切ってくれている彼女。
髪の質から癖のつき方まで、私の頭は、外の髪も中の脳味噌加減まで理解してくれているらしい。
思いっきり「いいよー!」とバリカンを初めて手にした無邪気な子供のように、満面スマイルで挑んでくれた。

おそらく・・・札幌のそれも中心部から限りなく離れた美容室で、
そんなバリカンなど、ほとんど手にすることなどないらしい。(^_^;)
私の頭をジョリジョリしながら、すご〜くすご〜く・・・恐ろしいくらい楽しそうに、丁寧に、
彼女は私の髪をかっこよい丸刈りちゃんにしてくれた。
・・・という過去を持つ私。(-.-)

そして今年、東京に来て初めて迎えた本州(←北海道弁で「内地(ないち)」と言う。)の夏。
一歩玄関を出ればそこは灼熱!あっちっち〜のち〜っ!ふうふうして食べ・・・じゃなかった、フウフウ言って歩くのである。
アスファルトの照り返しとビルの照り返しで、体感気温が絶対的に変なのである。
まるで自分が鉄板焼きの上で干からびた野菜になって、歩いているうちに焦げちゃうぜーっ!と
それがまことか幻か!?・・・実際そんな現実が本当に起こるような錯覚を覚えるほどの暑さなのである。

本来は冷え性で、熱い熱い、熱帯バリ島や地中海の灼熱のマルタ島でも、
その暑さに体がほぐれ、その暑さに喜び、暑さに楽しみ、その暑さゆえにスケッチのペンが走るほど、
汗が出たら、もうそれはそれは幸せになるくらい、暑さが大好きな私だったはず・・・。(^-^;
がっ!がっ!がっ!がっ!何故ぢゃ〜?どうしてじゃ〜?何故日本の夏を暑いと感じる〜!?

というわけで、今年の夏が始まってすぐに、バッツリ、ガッツリ、バッサリ・・・と、
切ってもらって気を良くしちゃったよしえちん。(#^.^#)
次の月には前にもまして、どんどんどんどん、どんどこど〜ん!・・・っと、
後ろも前も、限りなぁ〜く前髪のない、ベリーショートになってきた。

最初は遠慮がちに、新宿のいつもの美容室で、いつもの美容師さんにお任せで。
ちょっとだけ切ってもらったはずなのに・・・「もうちょっと・・・もうちょっと。」と。うふっ(#^.^#)
とうとう眉毛よりもはるかに上に見える前髪、後ろだって刈り上げ寸前!

そしてそろそろ、も終わったことですしねぇ・・・「今回はもう少し伸ばすことにします。」とか何とか言いながら、
ほれっ!今回も・・・またできあがってみればベリーショートですかいなっ。\(-_- )っ!

でも今回は仕方ないんですよねぇ〜、私、大好きなんです、原田知世さん。( *´艸`)
美容室に行く前に限って、彼女の映画をまた見ちゃったもんだから・・・
結局彼女の髪型がイメージの中にあって、自分の顔なんて全然見えなくなり・・・てなもんで。
便利な私の目玉ちゃん、を読んだら鏡なんて見ないから〜!(笑)

そして、帰宅後、現実はそんなに甘くないという事実を思い知る。
理想の髪は、原田知世・・・同じ髪をしてみたら〜♪ 私の顔は「THE!ワカメちゃ〜んっ!」。

あぁ・・・あぁ・・・さようなら、さようなら〜っ。私の髪よぉ〜っ。(←遠い目をして)
美容室の箒でサササ〜ッと掃かれてしまった、その髪よぉ〜。さ〜よおぉ〜なぁ〜らぁ〜っ♪

それでも私は懲りずに永遠に誓うわ、いつかいつか素敵な長い髪の女性になれる日を夢見て。
そこらへんのお父さんみたいに(←うちの父は別よぉ〜!)サササッとシャンプーしちゃわないって。
絶対、男シャンプーなんかじゃ洗わないって。

だから・・・だからいつか・・・また会う日まで・・・私も頑張るわ〜。
そしていつかあなたも綺麗に伸びて、女性らしくスカートの似合う髪になる日が来るはずよぉ〜。
私の髪の毛ちゃん、ともに永遠(←えいえんと書いてとわと読む)に頑張りますことよ〜。(TT)



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