21.ホネホネロック!
♪ホォ〜ネホネロックゥ〜、ホォ〜ネホネロックゥ〜、ホォ〜ネホネェ〜ッ、骨ロック・・・♪という歌をご存知だろうか?
「そんな気持ち悪い歌なんぞ、知らないわい!」というあなた、いきなり歌ってごめんなさい。
知りたいときには、ポンキッキ。
もし、ご存知のあなた、歌いながらこの話を読んでたもれ。
今、センターで微妙な話題を呼んでいる「クマカイロ」に行ってきた。
コースは、通常の「お助け熊コース」4500円。
本当は「O脚の熊コース」と思ったのだが、とりあえず、今回は様子を見るために通常コースにしておいた。
予約時間の10分前にビルに到着し、迷わず10階へたどり着いて驚いた。
熊・・・・。熊がいた。(笑)
そりゃ、ここは「クマカイロ」なんだから、熊が入り口にいたっておかしくはないが・・・。
でも、それにしてもちょっとやりすぎじゃ、あぁ〜りませんか?
リアル剥製の熊が旗持って立ってるよ・・・。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
微妙に恐れをなしつつ入り口を入ると、普通にさわやかなスタッフが出迎えてくれて一安心。
問診表に記入を済ませ、そのまま中へ。
普通に仕事帰りの私が助かったのは、マッサージ着が用意されていること。
わざわざジャージやズボンなんかを用意する必要がないので、そのまぁ〜んま行けるのはありがたい。
着替えを終えるとベッドに案内され、最初はスタッフの方がマッサージしてくれる。
スタッフはかなりいい腕前で、「そこなのさー!」という場所をしっかり把握し、ほぐしてくれたので、
それだけで満足し、微妙によだれをたらしそうになりながら、眠りにつくところだった。
あぁ・・・もう・・・寝るぅ・・・。
その寸前で、スタッフのマッサージが終わり、「お願いします!」という声がかかった。
むむ!来た来た!ここでいよいよ、ここの熊さん!?おっと失敬!院長先生が登場と相成った。
院長は、ベッドに寝そべった私を見るなり、「まぁ〜、見事に曲がってるねぇ〜♪」と
それはそれは嬉そうに、手をとって踊りだしたくなっちゃったかのような弾んだ声。
そして・・・掌を握ったか開いたか、とにかく手が一瞬動いた。
すると、私の体には指一本触れていないのにも拘らず、
かなりずれていた右と左の足の角度がしっかり治っちゃったから驚いた。
へっ!?何っ!?どして!?何で違うの?何?あら?同じ高さになってるってば・・・。
それは、単なる先生のご挨拶だったらしく、その後、始まった・・・。
「心配しなくても、今治しちゃうから。」と同時に容赦ない施術。
そして、私は思わず思い出したのだ、冒頭のあの歌を・・・。
私の体のありとあらゆる部分が ボキボキボキボキーッ!
ボギッ、グギッ、コキコキッ、バギッ!・・・骨が骨骨ホネロックで踊り始める。
「はいっ、入れたよ〜。」 「はいっ、こっちも入ったぁ〜。」 「次はこっち。」 「はいっ、ここも入る。」
何が何だか、次から次へと考える隙も与えられない状態で、矢継ぎ早に先生が骨を入れていく。
言葉を発する余裕もない状況で、なすがまま、なされるがまま、思考回路だけは「うわあぁ〜!ひぃ〜っ!」
骨という骨が全てすごい勢いで、ボキボキボキボキーッ!とはめ込まれた。
骨がボキボキロケンローッ!さすがに膝だけは痛くて不覚にも叫んでしまった。(-"-;)
もちろん、終わった後の膝の位置が全然違うのは、一目瞭然。
スキーで故障してからずっと外に向いていた膝が正面に向いた。すごすぎる・・・。
ただ、未だに痛みはとれず、カクカクしながら歩いているのは言うまでもない。
今度は絶対に「O脚の熊コース」(5500円)にチャレンジするぞ〜っ!
このとんでもないO脚が見事にまっすぐになれば、それこそ先生は本物さ。
そしたら、身長3センチくらい高くなっちゃうかも〜ん!?(・・・そんなこと、あるかいっ!)
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